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突発性難聴とは、内耳が(音のセンサーであり、音波の振動エネルギーを電気信号に変換するところ)突然障害を受けることにより高度の難聴をきたす病気です。原因としてはウィルス感染説、循環障害説など諸説がありますが、実際には様々な病因による内耳障害が突発性難聴という「症候群」の中に含まれていると考えられます。
症状は、ある日突然、片方(極めてまれに両方)の耳がほとんど、あるいはまったく聞こえなくなります。音が聞こえないというよりも耳がつまった感じ(耳閉感)、あるいは音が響く感じ(聴覚過敏)、音がゆがむ感じとして自覚されることもあります。また、めまいや吐き気を伴うこともあります。
突発性難聴は、日本で年間3?4万人の方が発症していると言われております。
この症状は、ある日突然なんの前触れもなく急に聴力が下がり、聞こえが悪くなります。
思いもよらない症状にみなさんびっくりされると思いますが、年齢、性別、地域窓に関係なく発症します。
突発性難聴の原因としては、すべて解明されているわけではなく、原因がはっきりとしていません。
考えられている原因として可能性が高いのは、内耳の血流が悪くなり、うまく栄養されず、脳に音を伝えることがうまくいかなくなるために急に聞こえなくなると言われております。
その血流を悪くする原因の多くはストレスと言われております。
特に当院では、首?肩、背中の筋肉がかたくなることで耳への血流が悪くなり突発性難聴になると考えております。
ストレスを受けることで体の変化としては、血管が収縮(狭くなる)し、血流が悪くなることで筋肉が固くなり、コリにつながります。
コリができることでさらに血流が悪くなり、肩こりや首のコリが耳への血流を悪くすることで、より耳への血流が悪くなります。
突発性難聴の治療としては、首と肩と背中、耳周辺を中心に鍼灸治療を行います。
鍼灸治療では、ツボを使うことで血流が良くなりますので、耳への血流をよくするツボを使い、耳に血流を集めます。
それには、まずは首や肩のコリを取ることにより耳への血流を良くする環境を作り、耳周辺のツボを使って直接的に血流を流します。また、筋肉が柔らかくなることでリラックス効果も出ますので、ストレス解消の効果も出やすいです。
また、手と足にもツボがありますので、補足的にツボを刺激します。
病院での突発性難聴の治療では、最初の1週間は入院またはお薬でステロイド剤で治療し、それで効果がなければビタミン剤と血流をよくする薬を出されます。
これらを併用することでより鍼灸の効果を引き出せますので、併用して行ってください。
突発性難聴は最初の1ヶ月間でどれだけしっかり治療を行ったかにより予後が違います。
発症後は様子を見るのではなく、すぐに何らかの治療を始めてください。